若年期天馳星にがある場合
十干同士の結びつきで形成されている十大主星は『空間の星』で変わらない本質をもっていますが、十干と十二支の結びつきで形成される十二大従星は『時間の星』で時間と共に変わる質をもっています
人体星図に現れた十二大従星で初年期・中年期・晩年期を観ていきます
運の影響は男性は仕事に出やすく、女性は家庭に出やすくなります
天馳星(てんそうせい)は人が亡くなりお墓に入り、魂が分離して宇宙を飛び回るという状態を表し『霊魂の星』と言われています
飛び回り続けるので実に多忙な状況です
天馳星は忙しく動き続ける中に精神の安定がある星です
ひらめきなどの感性には素晴らしいものがあり、物事に拘らず淡々と生きる人です
大変にひとがいいので悪意のある人に騙されたりしますが、愚痴っぽくなったり恨みをもったりすると運性は下降しますから、プラス思考で生きることが大切です
若年期に天馳星があると、常に忙しく動き回ってじっとしていられない子供です
勉強や遊びに多忙を極め、趣味の世界をかなり広がる変化に富んだ青春時代です
限られた時間内に様々なことができますが、そそっかしいところがあり、早とちりしがちです
瞬間に発揮するパワーは素晴らしく、火事場のバカ時からを発揮するタイプで、窮地に陥ると想像以上の力を発揮します
とにかく一ヵ所に留まらずにあちこち飛び回るので、ケガが多く事故などへの注意が必要です
若いほど活発に動き回り、年と共に穏やかになっていきます
天極星・天馳星が初年期にあると、親と自分の運勢がシーソーしやすくなります
現実性は薄い人で、精神的な世界に興味の目が行きがちです
天馳星が2つ以上あると、様々な事柄を多方面にわたってこなしていきますが、自転車操業的で、ひとつのことに的が絞れない傾向があります
また健康と財運がシーソーします
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中年期に天馳星がある場合
天馳星が中年期にあると、生き方が全く違うものに変わるので大きな変化と言えます
中年期にこの星が廻るのも矛盾と言え、天報星・天胡星・天極星・天馳星が中年期にくると、良くも悪くも人生がガラッと変わります
女性の33歳、男性の42歳の厄年に災いがかかりやすくなります
波乱気味で精神的に落ち着きがなく、不安定な状態が続きますが、なにがあっても動ぜずにすぐにアクションを起こさないことが大切です
天馳星は運が落ちる時はとことん落ちた方が後で運気が強く伸びてきます
ダラダラと中途半端に落ちると、運の立ち上がりが悪くなります
厄年の災いを飛躍の足掛かりにする星です
最悪の状況から強く立ち上がるのが天馳星の特徴といえます
『絶中の最強』といい、一番弱い星が一転して強さに変わるという意味があり、逆境からの再起には素晴らしいエネルギーを発揮し、中年期の後半は充実したものになります
バタバタと忙しい状況の方が安定します
ただただ働いて寝るだけの生き方ではなく、精神的な世界に生きた方がいい人です
多忙でも空回りが多く、無駄な動きが多いと感じるかもしれませんが、晩年になって花が咲きます
瞬発力は最高ですが持続力がないのが天馳星の性質です
晩年期天馳星にがある場合
引退後に天馳星があると、パワフルで休む暇もなく動き回る晩年期になります
あまり忙しすぎると持続性がなくなりますし、ケガや病気にもつながりやすくなります
心が通じにくく配偶者運は悪くなりがちです
晩年の初めに家庭の危機や仕事の波乱などがあり、その危機を通過した後は安定します
人の中にいると自分も周りの人も疲れてくるので、自分一人で帰ることができる場所があると良さが出ます
悟りやすい性格で、晩年になると宗教的な悟りを開きます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました