裏で何かが動いている
石器時代が人類史のほとんどを占めます
私たちの脳は石器時代からほとんど変わっていません
石器時代の脳で高度に発展した文明社会を生きているのが今の現代人なので、ゆっくりじっくり物事を考える時間がありません
対して古代人は時間のゆとりがあり、自然と直結した生活をしていたので
「なぜ春になると急に草花が活発に成長するのか」
「なぜ夏になると虫たちが活発に行動しだすのか」
「なぜ秋になると収穫できる果実が増えるのか」
「なぜ冬になるとすべてが枯れてしまうのか」
などの自然の法則をじっくり観察していきます
占いはこのような自然の法則を観察した中から生まれていきます
「裏で何かが動いている=裏成り」
この「うらなり」が占いの語源とされています
「占いで物事を判断するってなんか胡散臭いよね」
「同じ生年月日の人間が同じ運命をたどるわけがない」
「後天的環境や教育や努力の方がずっと大事」
という考え方は私にもあります
大学時代に心理学サークルで得た手相・血液型&12星座
本格的に習得した四柱推命や算命学など『知っている知らないで大きな差が出る』のは確かです
占い信仰のように「○○占術は絶対!すべての判断は占術で!」という人も好きでなければ、信仰が強すぎて人を決めつける人も好きではありません
占術はあくまで天気予報のように補助的な知識であり「考えること」「行動すること」「努力すること」の方がずっと大事です
占いの種類
占いは大きなカテゴリーで分けると3種類です
①命術・・・生まれた年月日をもとに占う方法 西洋星占術など
②卜術・・・偶然にあらわれた象意から、身近にある物事の吉凶などを占う方法 タロットなど
③相術・・・目に見えるものから占う 手相・人相など
書籍を読んでの習得はうわべだけになり、なかなか大変ですが独学で身につけた人も結構います
算命学の学校で使用している本を何度も読み直し、本業として活躍している人
宝飾の販売を通して「指の形で購買決定に差がある」と手相を独学で学び、販売を通して人を観察し、スペシャリストになった人もいます
『命術』は性格や運気の流れなど幅広く深く多くのことがわかりますが、複雑で習得にも多くの時間がかかります
『卜術』は理由はともあれ吉凶の結果がすぐにわかるので「良いか悪いかだけ知りたい」という方であれば最も適していますが「なぜそうなるのですか?」「具体的には何が理由で?」などの解答には少し弱いです
『相術』は性格などをすぐに判断したいときには優れていますが手相も人相も変わることがあります
「○○は占いの王様だ!他はダメだ!」という人がいますが、学校などに通うとトータルで多くのお金と時間がかかり「そう信じていないとやってられない」ので気持ちは非常によくわかりますが、本人が信じているほど占術は万能ではありません
人は『信じること』に快感を覚え『すがること』に安心感をおぼえる性質があります
オカルト宗教やビジネス宗教にはまってしまうのと同じ構造です
科学的に実証されてない以上、占術はあくまで補助的に使う知識です
『占術は生きる上で指標として参考にすると良い』
『占術は科学で実証されていないので頼り切るのは危険』というのが私の考え方です
星=生まれた日
算命学を習得していた学校で「星を下から読むと生まれた日になる」と言われて「確かに」と思ったことがあります
中国4000年と言っても3500年くらいは時間の流れがゆっくりで、とにかく星を観察し続け「この年に生まれた人は・・・この月は・・・この日は・・・」と長い年月をかけて真理にたどり着いた人がいるのです
本当に感心するほど暇な人だと呆れますが、このような観察を続けることで宇宙の法則をつかんだのではないでしょうか?
1年は12ヵ月・1日は12時間・西洋占星術は12星座・東洋では12支・・・・東洋西洋の交流がない時代から『12に区切る』という法則が生まれています
この辺は科学を感じますが「牡羊座・牡牛座・・・」「比肩星・印綬星・・・」など名前を付けるところが「学問ではない」という雰囲気をだしてしまいます
占術の学校の教師陣は確かにその知識には素晴らしいものがありますが、ビジネスに関しての成功者はなく、少し変わり物の方が多いです
とはいえ現実的にビジネス現場で占術が活用できたのは確かであり、ビジネス現場で活用した経験を書き綴っていきたいと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました