人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
働くを考える

NHKの「中流危機」は何故バッシング受けたか

どこ・なぜ・どう がしっかりした番組

9月8日に放映されたNHKスペシャル“中流危機”を越えて「第1回 企業依存を抜け出せるか」は終身雇用は終わりこれからどう働くべきかを非常にわかりやすくまとめたドキュメンタリーだと思います

かつて一億総中流と呼ばれた日本で豊かさを体現した所得中間層がいま、危機に立たされており、世帯所得の中央値はこの25年で約130万円減少

月の給与が10万円以上減ったことになります

その大きな要因が企業依存システム社員の生涯を企業が丸抱えする雇用慣行の限界であり、技術革新が進む世界の潮流に遅れ、稼げない企業・下がる所得・消費の減少という悪循環から脱却できずにいる

厳しさを増す中流の実態に迫り、解決策を模索する2回のわたるシリーズです

人事スタッフの間では「よくできてる!」と高評価ですが、他の部署の社員からは「見なきゃよかった」「ひどい内容だ」と評価が悪いようです

世間一般でもえらく悪評であったようで、NHKもYouTubeから削除してしまいました

「見ていて暗い気持ちになった」

「生きる気力がなくなった」

などなど多くのバッシングを受け、NHKの受信料減額にもつながる事態にまで発展します

見たくない・知りたくない現実を具体的に報道したで人はこんなに怒るのか・・・と感じます

私は個人的にどこ・なぜ・どうがしっかり串刺しになっていればいいと思います

どこ・・・・終身雇用継続は難しい

なぜ・・・・企業依存から脱却できていない

どう(する)・・リスキニングの必要性など

で、しっかり「どうするべきか」「他国の成功事例」を示しています

「日本はオワコン」「日本に未来はない」「姥捨て山を復活させよう」などの日本をディスった「どこ・なぜ」で終わるSNSよりよっぽどいいと思うのですが・・・

広告収入に依存せず報道できるNHKらしい良い出来の番組だと個人的には感じました

45歳はターニングポイントか?

皆さんは何歳まで親に依存していましたか?

一人で生きることが出来ない子供はしばらくは親に依存しないと生きることが出来ません

身体は大人になっても今度は学費を依存します

でもどこかで『親依存』から脱却しなければなりません

心身ともに成長期を終えたら依存から脱し、自立するのが自然界の流れです

経済成長期が終わった日本でも『企業依存』からの脱却の流れになってきます

親依存が終わったら企業依存になりますが、人生100年時代の今、この企業依存にも期間があるように感じます

起業・フリーランス・ネット事業・投資に興味をもつ人が増えたのも企業依存からの脱却を考え始めた兆候だと思います

株式会社キャリア・ブレーン白根敦子さんは

「ビジネスの潮流が変わっているのに終身雇用を守る制度は変わらず、企業は正社員をすぐに辞めさせにくいので、従業員を辞めさせる手段として早期退職制度を仕方なく運用しているのが現状です」と語っています

言ってる私も営業部長時代は定年前に辞めることなど考えもしませんでした

「60過ぎたら僕の地元に新規に支店をつくってください!そこで支店長になります」と社長に言っていたくらいです

営業の仕事と並行して「大学生の採用・教育」もしていたので「若手も伸びてきたな・・どこかでこのポジションも譲らなきゃな・・」とも考えるようになりました

一方で「人生100年」と言うくらい寿命は延びますので、当然労働期間も伸びます

寿命が延びれば医療費・年金は増えていきますし、悪いことに子供は減る一方です

「これはまずい流れだ!」と理解しながらも、見たくないものは見ない・聞きたくないものは聞かない・考えたくないものは考えないのが困った人間の癖です

政治家や経営者が問題の先送りをすると怒るくせに、肝心な自分の問題には蓋をします

昨今「終身雇用は終わる」と良く叫ばれていますが、終身雇用制度は労働者が望んだことではありません

高度成長期は経済もぐんぐん伸びて人手不足だったので『新卒を捕まえて最後まで囲い込もう』という企業都合から生まれたものです

終身雇用は米国を見習ったものですが、日本との経済戦争に負けた米国はメンバーシップ型雇用(日本で言う終身雇用)が持続できなくなり、ジョブ型雇用に切り替え再度強い競争力へと変貌しました

メタ・ツイッター・アマゾンが大量解雇していますが、米国では日常茶飯事にあることです

日本でも東京商工リサーチのデータによると2021年上半期だけでも上場企業の早期・希望退職者募集人数が1万人を超えたことがわかっています

いかに上場企業の人員削減の動きが急速に広がっているかを物語っています

白根氏は「今後も実施企業数、募集人数ともに増勢をたどるとみられる」と話しています

大手企業の早期退職は45歳以上が対象

サントリーの社長も「45歳定年が望ましい」と語っています

この年齢がサラリーマンのターニングポイントと言えそうです

早期退職者募集が社内で行われた際、多くの場合は募集と同時に人事や上司と面談が行われます

実は面談前には極秘でA・B・Cなどのランク分けがされており、その評価に応じて面談内で告げられるセリフが決まっている場合が多いようです

労働法で安易に社員を解雇できない日本の場合、社員数減は企業にとって一苦労どころではないのです

日本人は失職によるダメージに弱い

諸外国などでは失職すると「ラッキー!しばらく遊べる」と考える人や、仕事が面白かった人でもすぐに気分を切り替えるそうです

セロトニンが世界一少ない日本人は失職のショックには滅法弱いです

不安症気質は悪いことばかりではなく、スポーツ選手は良く練習するし、企業の創り出すものは壊れにくく安全だし、おもてなしなどの細かい気づかいのできる良い面もあります

若い世代は「企業依存だけが生き方ではない」と考えており

FIREの種類も増えてきています

ファットFIRE ・・・十分な資産でリタイア後も豊かな生活を送ることができる理想的なFIRE

リーンFIRE・・・かなり生活を切り詰めて最小限(ミニマル)な生活を送るライフスタイルのFIRE

バリスタFIRE・・・ 金融資産から得られる不労所得と副業やパートなど複数の収入減で生活する半不労所得・半労働所得のFIRE

コーストFIRE・・・早期リタイアはせずに労働収入で生活費を賄い続け、資産には手をつけずに複利の性質を利用してさらに資産を増やしていく特殊なFIRE

の4種類以上があるそうです

さすがに「生まれた時から低成長経済」の中を生きてきたので「昭和生まれの言う価値観には半信半疑」で「新しい時代のライフプラン」を考えています

子供のころから時から低成長経済の中を生きてきた若い世代は「いずれサラリーマンからは卒業する」という卒サラをシュミレーションしておく重要さを知っており、その情報にアンテナを張っているように見えます

どの世代も「企業依存の思考」から抜け出すことが重要だと思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています