人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
働くを考える

45歳定年を考える

人の頭の中は簡単に変わらない

日本が三流国に落ちる前に45歳定年制の導入を!」

サントリーホールディングスの新浪剛史社長(62)の発言により人事関連の社員のみならず、多くのサラリーマンが「もし45歳定年になったら・・・」を考え始めました

新浪社長の考えはごもっともで、実現すれば日本は完全実力主義の強い国になりますが、人間というものはそんなに簡単に頭の構造を変えることはできません

都合の悪い思想はいい悪いに関係なくバッシングされます

実現すれば年収2000万組も増えますが、200万組も増え2極化します

トータルでは「国民の所得は増えた!めでたしめでたし」となりますが、米国のような格差社会になります

45歳といえば子どもは中学生かそれ以下となり、これから最も教育費がかかる時期を迎える年齢で、その時期に収入が不安定になるとその後の子供の進学も危うくなる年齢です

45歳以上早期退職制度を導入しているのは大企業ですが、知り合いに聞く限りでは「俺は子供の学費でこれからお金が掛かるから辞めない」としがみついても企業は牙をむいてくると言っていました

部署異動や降職など振り落としにかかるそうです

「会社は想像以上に真剣だよ」と言います

6割の企業は45歳定年を歓迎する一方4割の企業は「できるだけ長くいてほしい」という永年雇用大歓迎になると思います

採用に苦労している企業も『65歳過ぎの大企業リタイア組』より『45歳の最も脂ののったベテラン』が採用できるのでメリット大です

たしかに人材の流動性はよくなりそうです

45歳定年になると働き方はどう変わるか

定年制度の記録が残っている日本最古の定年制度は1887年に制定された東京砲兵工廠の職工規定だそうです

職工規定では55歳を労働者の定年としており、それを見習い多くの企業が55歳定年制を導入したようです

日本は独自に終身雇用制度を創ったので、定年制度も日本独自のものです

米国では年齢に線を引くと年齢差別になるそうです

人事関連の仲間と話し合う限り、もし定年45歳となると

・結婚は早まり、出産も早まる

・新築購入はしなくなる(35年ローンの不安等)

・車も高額なものはもたなくなる

・企業はミドル研修をしなくなる

・実力があると30代で転職していく

・ステップアップ転職組とステップダウン組に2極化する

・中小企業にも人材の面でメリット大

・20代30代のスキル獲得が非常に強くなる

・起業・フリーランスも増える

という見解です

新浪社長はアベノミクスについて

最低賃金の引き上げを中心に賃上げに取り組んだが、結果として企業の新陳代謝や労働移動が進まず、低成長に甘んじることになったと総括しています

『日本企業はもっと貪欲にならないといけない』と訴え、日本企業が企業価値を向上させるため『45歳定年制』の導入によって、人材の流動化を進める必要があると述べています

45歳定年は大炎上したので、後に新浪社長も「定年という言葉はちょっとまずかった」 と語っていますが45歳の時点では高く買われる人材になるべきだという考えは間違いありません

日本人のスキルが大幅に上がり国際競争にも強くなるは間違いないですが、事はそううまくいきません

競争は敗者を生み、格差を拡大します

45歳で取りこぼされていく人も多くでてきます

「昭和の年功序列時代だったら一定の年齢で管理職だったのに・・・令和は弱者に厳しい時代だ!」となりかねません

日本の雇用は転換期で『富める者のみ大いに富む』社会か『平等に貧乏になる』社会かの選択の時期です

2種類の雇用が生まれる

資本主義は競争の原理なので『優秀な人』『努力した人』『アイディアを生み出した人』『資産がある人』には有利で、富める者は大いに富む仕組みです

優秀な人や実績の素晴らしい人は給料をどんどん上げて、競争に敗れた人は去っていくプロスポーツのような雇用形態で、これを資本主義型雇用と名付けるとします

民主主義は「誰も置き去りにしない社会」を目指しているので「いつまでも在籍していいよ」という雇用形態は民主主義型雇用と名付けたとします

「学校を出て資本主義型雇用の企業を選んだが、性に合わないので民主主義型雇用の企業に転職した」などはありだと思います

ジョブ型雇用か永年雇用かを求人票に明記すべきです

AIが本格的に稼働する第4次産業革命では中スキルの仕事が大幅に減ります

仕事は『クリエイティブワーク』『マックジョブ』2極化していく社会では、雇用形態も連動して2種類が必要な気がします

ジョブ型雇用はZ世代にはありがたい雇用形態でも、Ⅹ世代以上には「良いのはわかるけど頭のチェンジができない」ものです

労働人口の多くを占めるⅩ世代に根気よく雇用形態の過渡期に来ていることはしっかり説明すべきで、いきなり早期退職や役職定年を行うのは少し乱暴な気がします

世の中「スキルアップをし続けたい」というプロスポーツ的な人ばかりでなく「日々平和に生きていければいい!競争は嫌い」という人の方が多いような気がします

45歳定年を提案して、あれだけ炎上するということはまだまだジョブ型雇用に頭を切り替えられない人が多いと思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています