物事の視点は人により違う
人は自分の視点で物事を観て思考します
人によってものの観方は〈関心〉〈立場〉〈都合〉で違ってきます
ロシアのウクライナ侵攻も観方は人それぞれです
人道的見地から話す人が最も多いですが、違う方向から見ている人もいます
「自衛隊の毎年行う”富士総合火力演習”って、弾薬の使用が10億6千万円」
「そう考えるとウクライナでは1日どのくらいの弾薬が消費されてるんだろうか・・・」
「自衛隊の演習では2千万~8千万するミサイルなどは使用しないのだから、ウクライナでは想像を絶する弾薬が消費されているんだよね」
「アメリカ・イギリス・フランスの軍需産業の株が大きく伸びている!長引けば長引くほど伸びるよね!」
投資をしている人は『誰が儲かり、誰が損しているのか』に視点が行きます
同じ物事を観るのにも人によって見る視点や思考法は違います
視点が違えば思考も変わる
「アメリカが支援したジャベリンはロシアの戦車・装甲車をかなり破壊した!ウクライナにとっては救世主だね!」
「東欧諸国はウクライナでも使用している戦車等を支援してくれているから、ウクライナ軍も使い慣れてて助かるよね!」
これらの支援はウクライナを有利にしているのは事実ですが、観方の違う人たちもいます
「榴弾砲以外のアメリカが支援した武器はすべて型遅れで、在庫整理の為に送ったもの」
「東欧諸国は旧式のロシア製を在庫処分して新式のNATOの武器に変えるのが主な目的」
「各種の武器が実践ではどのくらい優秀なのかの実験場になっているのがウクライナの戦場」
現実の世の中は、敵だ!正義の味方だ!という単純な見方だけでは理解しきれないようです
人道的視点
政治的視点
経済的視点
テクノロジーの進歩の視点
さまざまな視点があり、マスコミが報道してくる〈人道的視点〉だけでは世の中は把握しきれないようです
現代の戦争は『認知戦』
ロシア当局が『虚偽』とみなす情報を発信したものに最大で15年の禁錮を課す法律を制定したため、ロシアでは〈戦争〉〈軍事行動〉という言葉は使えず〈紛争〉という言葉を使用しているようです
モスクワで働く31歳のロシア人の女性は
「大都市に住む大半の若い世代はいかなる軍事行動も支持していません」
「一方、40歳以上はNATOの潜在的脅威から国を守る為ロシア政府のとっている行動は正しいと信じている人が多い」
SNSから・・・テレビから・・・得ている情報源の違いから思考に大きな違いが生まれ、ロシア社会はかなり分裂しているようです
ドイツにいる32歳のロシア人女性は
「これはいわゆる『認知戦=民意を操って意思決定に影響を与えるとされており、第6の戦場と言われている』で、各自のスマートフォンの画面が戦場になっています」
と言います
視点が違えば思考も違ってきます
情報民主主義の国家にいる人
情報操作された国家にいる人では思考が大きく違ってきます
ロシアや中国は人の流出が激しいのは『真実を知りたい』『情報操作はやめて欲しい』という人間の『真実を知りたい欲求』が満たされないからだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました