女性の就業観と結婚観の変化
日本人の文化もだんだんと変化していきます
平成初期は「女性は結婚が就職だから」という同級生の女性もいたくらいです
私がまだ社会に出たての頃 当時NHKのアナウンサーだった鈴木健二さんが「日本もアメリカのように離婚率が上がってきた なぜなんでしょう?」という問いに
「好きで結婚するからですよ!」
と答えてました
時はもう平成 「好きだから結婚するのではないのか・・・」理解できない言葉でした
当時は会社内だけでなく 労働組合でも職場委員が集まって「女性の働きやすい環境」を論議していました
とあるベテラン女性社員が「最近 社員の離婚が目立つ こちらにも取り組まないと」
対して労働組合の書記長が「女性が自由になれば離婚は増えるよ 今は縦だった関係を横にしてるんだから 離婚はまた別の問題」
昔は
稼ぐことのできない女性は男性に養ってもらう
子供をつくれない男性は女性を養い・守る という関係です
「生きるために結婚した」ということです
男性は働いて家族を養う と 戦争になったら兵士として国を守る義務があったのです
「縦の関係」といえます
昔の離婚届けは男性の一方的なもので
「1○○だから 2□□だから 3△△だから よって離婚す」
というものだったらしいです
そこから「三行半(みくだりはん)」という言葉が生まれました
「横の関係」になった現在は お互いの立場をよく理解したうえで社会の仕組みを改善していかなければなりません
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男性より難しい女性のライフキャリア
学生時代はほぼ共通の扱いです
男性の場合 結婚により仕事への影響はほとんどありません
いつもの電車に乗り いつも通りに帰ればいいだけです
女性も独身希望者やDINKsの場合は影響は少ないでしょう
子供をつくる計画の女性の場合は ライフキャリアの変化が大きいと言えます
結婚により 男性の転勤等による住居の移動
出産による 休暇または退職
育児いよる 勤務変更または退職
女性の年齢階級別労働力率の推移表を観てみると
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昭和45年頃は結婚適齢期になると一気に落ち込みます
「女は家庭に入れ!」とばかりに一族が躍起になって結婚相手を見つけます 女性にとっては就職活動よりも大事なライフイベントでした 見合い結婚も圧倒的に多い時代です
この頃はまだ「家柄が」「学歴が」「稼ぎが」で男性もランク付けされていました
平成に入ると20代後半で落ち込むものの昭和よりは山は穏やかです
子育てが終わるとまた社会復帰が増えてきます
これは「M字グラフ」と呼ばれますが時代と共に緩やかになってきています
最も取り組むべきことは 出産⇒退職⇒育児⇒復帰 の時です
「産休をとったらすぐ復帰したい」
「小学生になるまでは育児したい」
「義務教育の間は子供に寄り添いたい」
この辺は考え方に違いがあります
20年ブランクがあり社会復帰となれば テクノロジーをはじめ大きく社会が変わってきます
女性の就業支援施設としては
マザーズハローワーク
子育てをしながら就職を希望している人に対して総合的かつ一貫した就職支援を行う施設 キッズコーナーなどもあり子供を連れて行きやすい 全国に約200ヵ所
パートバンク
パートタイムで働きたい求職者に対して パートタイム雇用に関する総合的なサービスの提供を無料で行っている
母子家庭就業・自立支援センター
(財)全国母子寡婦連合会が運営する母子家庭の母に対し 一貫した就業支援サービスを提供する施設
などがあります
コロナ下で急速に発展したリモートワークも 育児・介護で家を空けられない人にとってありがたい就業方法になるのではないでしょうか
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問題を解決し新たな問題に取り組む
「男女平等」
「女性の自由」
「女性が働きやすい社会」
達成すれば必ず新たな問題は発生します
人間は「今ある問題を解決するために」声を上げ 意見を出し 行動し 良い方へ変えていきます
飢えをなくす 病気を治す 陽方向へ邁進し続けます
その結果 人口増加で食糧問題 先進国では老後年金問題 など新たな問題が起きます
一極二元論=一つの極は陰陽二つの方向に進んで行く
自由を手に入れれば「少子化」「離婚率増」「生涯未婚者増」など新たな課題が生まれます 結婚という形式そのものも問われるかもしれません
ハッキリ言えることは 昔のカタチには戻れないということです
平等 自由 幸福 は常に追求されるものであり 追求した結果 新たに発生した課題に対して解決していくのが「人類の知恵」だと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
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