マイナスの感染に気をつける
怖いのはウイルス感染だけではありません
ネガティブの感染もかなり怖いと思います
会社内の人間関係は選べません 貴方に強烈な人事権があれば別ですが
何かに熱中しているとき 高い志をもっているとき 以外はわりと人間はネガティブな言葉に流されやすいのです
「少子高齢化で日本はどんどん貧しくなる」
「うちの業界はどんどん縮小していく」
「この仕事はいずれAIにとって変えられる」
そうなのかもしれませんが 心が萎えるし 未来が暗く見える言葉を受け入れることはマイナス作用しか生みません
「人の不幸は蜜の味」などともいいます 自分にとって痛みのないことには冷ややか 人に対するやっかみ・嫉妬もあります
ネガティブは感染します
特にテンションの低い平常時は感染しやすいのです
「そうなのかもしれないけど なんとなく気分が沈み嫌な気分」と感じたらその人との交流は避けた方がいいです
ミラー効果という「同調効果」が人には備わっています
相手のしぐさ 表情 思想 動作を自分が無意識に真似てしまったり 自分と同じような仕草 表情 思想をもつ相手に好感を抱く性質があります
ネガティブな人に関わっていると自分もやがて同調効果で似たような 発言 思考 行動になってきます
怖いのは自分がネガティブの感染拡大者になることです
関わる人は選んだ方がいい
「いやいや いいアドバイスとして真剣に言ってくれる人もいるよ」
います!
私は株式投資をアクティブ投資でしていましたが「インデックス投資に切り替えた方がいい!ETFに切り替えろ」と言ってくれた人がいます これは非常に感謝しています
どこ・なぜ・どう
この流れの「どう」をきっちり伝えてくれる人はいいアドバイスと言えます
この人達は「ネガティブを感染させる」のではなく「こうすると良くなる」を伝達しようとしているのです
ネガティブ感染拡大者以外にも
すぐに自分が上に立とうとする人も避けた方がいいです
何か言うと
「俺は主任の時は実績〇〇だった」
「俺は〇年で課長になった」
「うちの子は○○高校行った」
など聞いてもいないのに「自分が上だ」と主張してくる人です
常にマウントポジションをとりたがり うるさいので
マウンテンゴリラ など呼ばれたりもしています
言わずもがな サイコパス は避けた方がいいです
100人に1人いると言われてますから関わる可能性はあります
「でも職場の先輩も上司も選べませんよ!」
選べません! 無視もできません
私は以前営業企画部の課長をしていたことがありますが、様々な部署の分岐点のようなところで 四方八方からいろいろ言われます 特に営業本部は「商品が悪いから売れない」商品開発本部は「あんな営業のやり方じゃ売れない」という状態
「文句の流れ着く場所」でした いいがかり 八つ当たりに近いものもあります
そんな時に部長に言われたのが
「自分の心の中にブラックボックスをもちなさい」でした
「ネガティブな言葉・常に文句ばかりの人はブラックボックスに入れなさい」
「本当に大切な提案は面倒なことでも受信するように」
自分なりに関わる人を制御する仕組みが必要だと思います
陰を吸っても陽を吐く
生きてれば様々な心がネガティブになることが起きます
くよくよすることだってあるし イライラもします
人間には防衛本能があるので暗闇や未知の領域を警戒します
特に全く見えない未来など真っ暗闇です
「明るく前向きに」
「悩まずハツラツと」生きていこう!
などは わかっていても「マイナスな氣」は浴びます
天気にもいろいろあるように 心にもプラスなこと マイナスなことが日替わりで起きます
どんな不幸を吸っても
吐く息は感謝でありたい
真言宗僧侶 名取芳彦の言葉です
世の中が 周りが ネガティブな言葉に満ちていても 自分は吐き出さない という心掛けが大切なのだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました