上手く伝えられない苦しさ
人は社会では集団行動なのでコミニュケーション能力は重要視されます
近年〈コミュニケーション能力の低下〉が社会で問題視されています
・意見を求められても発言が上手くできない
・自分の気持ちを上手く伝えられない
・何気ない一言で人を傷つけてしまった(と悩む)
周りは別に悪い人ではないけど・・・・
上手く交流できない
「自分の伝えたいことをどうやって伝えればいいんだろう」
「どうして伝えたいことが伝わらないんだろう」
「あの人はなんで怒ってしまったんだろう」
恐怖心や苦手意識が一時的でも 慢性化すれば〈他者と接することに強いストレス〉を感じることが増えていきます
人は人と関わりながら〈より良い人との関わり方〉を学習していきます
しかし現代社会独自の環境要因が〈人のコミュニケーション能力〉を低下させています
コミュニケーション能力が育ちにくい環境
私が生まれた時は四世代同居でした
周りを見ても三世代同居が多かったです
子供が学校から帰れば「お帰り」と声をかける人がいます
子供は今日あった出来事を話す人がいます
世代が違えば〈志向〉も違います
音楽・見たいテレビ・読みたい本・食べたいお菓子・・・
この志向の違いが社会に出てからの〈世代間ギャップ〉に対応します
「一番上の兄の世代か」
「親戚の姉の世代か」
「父親の世代か」
「祖父の世代か」
基礎となるコミュニケーション能力は出来ています
核家族化が進むと
・家に帰っても誰もいない
・話す相手もいない
となります
両親の兄弟が少なければ〈同世代の親戚の子供〉も少なくなります
小学生の頃に高校生の親戚と遊ぶ・・・
子供は遊んでいるようで様々なものを学習していきます
現代社会は子供たちの〈コミニュケーション学習〉が得られにくい環境と言えます
加えて親が仕事に疲れて会話が無ければ〈ほとんど同世代としか会話しない〉環境といえます
友達をライバルとしてしか見れない
資本主義は〈競争の原理〉で成り立っています
子供も世の中は平等ではないことは知っています
ルール・校則・法律の元では平等ですが
「努力した人の方が評価される」
「才能のある人が選ばれる」
などは知っています
ただ〈過剰な競争〉は子供たちのコミュニケーション能力に悪影響を与えます
とやかく言われる〈ゆとり教育〉ですが 導入にも意味があったと思います
学力
スポーツ
習い事
ライバルをもつことはいいことですが『友達をライバルとしてしか見ることができない』子供もいます
さらにあおる親もいます
「レギュラーになれ」
「この学校行け」
子供も親の期待に応えようとします
これでは〈子供同士の豊かなコミニュケーション〉が築けません
お互いを理解しあったり
自分の気持ちを伝えたり
相手が傷つくことを考えながら話したり
大人になってからも必要なコミュニケーション能力が育ちにくい状況です
若者にコミュニケーション能力が者がいるのは
能力が無いからでも
知能の問題でもありません
コミュニケーション能力が育ちにくい環境が影響していると思います
入社時は「無口な奴」でも
社会に出てからコミュニケーション能力は十分に開花できると思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました