若年期に天報星がある場合
十干同士の結びつきで形成されている十大主星は『空間の星』で変わらない本質をもっていますが、十干と十二支の結びつきで形成される十二大従星は『時間の星』で時間と共に変わる質をもっています
人体星図に現れた十二大従星で初年期・中年期・晩年期を観ていきます
天報星は胎児のエネルギーの星で、キーワードは『変転変化』『多芸多才』『器用貧乏』です
向上心をもてば助けてもらえ運気が伸びるのが特徴で、集中力を発揮すると能力が伸びます
母親からの影響を受けやすい人です
若年期に胎児の星があるのは順当といえ、多芸多才に何でもできるので親が期待してしまいます
ただ、あれもこれもなんでもやってみたい気持ちが強く、中途半端になりやすいので注意が必要です
良くも悪くも一つのことに満足できない性質で、趣味にも人間関係にも現れます
多芸多才は素晴らしい才能である反面、本当にやりたいことや適職が見つかりにくいデメリットもあります
額に汗する青春時代をおくれば、苦労が中年・晩年期に必ず実を結びますので、ひとつのことを辛抱強く続けることを心掛けるのが重要です
変転変化の星だけあり、引っ越しも多くなります
これは父親の運勢にも大きく影響を与え、転勤・転職・異動が多くなったりして落ち着かなくなります
天報星が2つ以上あると変転変化が一層激しくなります

【自分の命式を見る】⇒ 算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)

中年期に天報星がある場合
中年期の人生で最も働き盛りの頃に『変転変化』『多芸多才』の天報星が廻ってくると一大変化が起きやすいです
今までやっていたことを止めたり、全く違う世界に行ったり、仕事をかえやすくなります
働き盛りに仕事を転々としたり、離婚など人生ががらりと変わります
異なる分野で大きく成功することもあれば、安定を欠いてしまう場合もあり、時として不安定な人生になります
何をやってもそれなりに器用にできてしまうので、人生が定まりにくくなっている自覚が必要です
仕事が上手くいっていても他のものに目移りしやすく、多くのものに魅力を感じやすいので、よく考えて行動することが重要です
ただ、終身雇用が当たり前だった時代だと苦労も多いですが、変化速度が速く、人の流動化の激しい転職時代のこれからは、なんの執着もなく次なる可能性にチャレンジできる質が活かされていくことも多いと思います

晩年期に天報星がある場合
老後に変転変化がでることになり、年をとってから自分の人生観や発想が変化していきます
老後に生きがいを見つけて張り切る場合もあります
老後の変転変化は周りを振り回すこともあり、なるべく穏やかな生活を心掛けた方がいいです
老いての引退がむずかしい場合もあり、もうひと踏ん張り必要な場合もありますが気力と健康には恵まれます
弾力性のある晩年になり、多芸多才ぶりを発揮します
ゆっくりと孫を抱く晩年にはなりにくく、引っ越しなどもありえる多忙な日々が続きやすいです
「自ら積極的に人生を楽しむ工夫をしよう!」という躍動的になることがポイントになります
趣味の幅は広がり、ウキウキするものは積極的に楽しむことが大切です

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